お知らせ
2018年09月23日(日) 09:21
一粒万倍日・庚申
9月25日(火)は一粒万倍日です。
大安です。
そして暦には「庚申」と書いてあります。
「こうしん」という日です。
これは「かのえさる」という毎日の干支の一つで、60日に1回めぐってきます。
古くはこの日に、神社やお寺または大きな家に集まって
酒を飲み、夜を明かしました。
なぜかというと、人間の体の中には3匹の虫がいて、
庚申の日の夜になると、人間が眠っている間にその虫が
天帝の所へ行き、その人の悪行を告げるとされています。
それを阻止するためには、庚申の日の夜は眠らなければよいということで、
「講」を組織して、その日は人々が集まり、神様にお参りし、食事をし、酒を飲み、
朝まで過ごしました。
神道ではこの際の神様は「猿田彦神(さるたひこのかみ)」つまり天狗さまとされています。
神社やお寺または古い道端などに、「庚申」や「庚申塚」と彫ってある塚や石碑があります。
それらは庚申の講の人たちが記念で建立したものと思われます。
あるいはその石碑にお参りをし、その前で夜を明かしたのかもしれません。