お知らせ
2018年06月15日(金) 14:12
一粒万倍日・海外移住の日
6月18日(月)・19日(火)は一粒万倍日です。
暦には「海外移住の日」とあります。
明治41年6月18日に日本から初めて移住した方たちが、
日本を離れ、ブラジルのサントス港に入港した日だそうです。
「海外神社史 上巻(小笠原省三編述)」には、
著者がブラジルに初めての神社建設のため、
現地調査に行くという記述があります。
昭和3年に、
長野県の官幣大社諏訪神社(現・諏訪大社)の宮司から
「御分社奉斎の為めに現状視察をして貰ひたい」との依頼を受けたことから始まります。
当時の海外には、アジア大陸などには既に神社は数多くありました。
しかしブラジルには神社がなく、
しかも「日本の神社が、その事業の一として
外国に御分社を奉斎した事は前例が」ありませんでした。
が、当時の神社界(神主)は一部の宮司を除いて、このことには冷淡だったようです。
結局、現地の既存の宗教者の反対にあい、「御分社奉斎」は断念しますが、
当時の方たちの貧しい暮らし、ご苦労などが垣間見られます。