お知らせ
2018年04月15日(日) 11:12
一粒万倍日・土用
4月17日(火)は一粒万倍日です。
「土用入り」です。
この日から18日間は、土用(どよう)という期間に入ります。
土用というと夏の土用が有名ですが、今回は春の土用です。
陰陽五行の考えでは、世の中のもの全ては5種類に分けられます。
木、火、土、金、水(もっかどこんすい)の5分類です。
1年間の季節も分けられます。
春は木、夏は火、秋は金、冬は水です。
そうすると土があまります。
そこで古代の人は、季節の変わり目を土にあてました。
季節は、春からいきなり夏に変わるわけではありません。
今の時期ですと、初夏のような気候になったり、
あるいはまだ肌寒い日があったり、と季節が入り混じる期間があります。
これが土用です。
したがって土用は年に4回あります。
土用は土(つち)の気です。
この期間に、地鎮祭を行うことは避けた方が良いとされています。
地鎮祭は土木工事の始まりの日です。
土の気の多い期間に、土木工事で土を動かすことは、
土の気が多くなりすぎるということになります。
陰陽五行では全体のバランスを重視します。
木火土金水、それぞれがバランスよく存在すれば問題はないのですが、
1つでも多すぎると、バランスがくずれ、災いが起こると考えられています。
しかし、18日間、1年間では合わせて72日も工事(地鎮祭)の出来ない日があるのは、
大工さんの生活にかかわります。
そこで間日(まび)というもの設けました。
それぞれの土用の間の特定の3日だけは、
地鎮祭を行っても災いがないという日を作りました。
これを間日といいます。
間日は4日に1回まわってきます。
土用の間日は、ネットでも調べられますが、
当ホームページにお問い合わせいただければ、お答えします。